背景:空き家は余っているのに、動かない
不動産は、情報を流通させ、使う人が選ぶ。それがこれまでの常識でした。しかし名古屋で空き家を8件借り、実際に活用してきた過程は、まったく逆でした。
私たちが行ったのは、空き家を使いたい理由や、そこで始めたいことを、大家さんに丁寧に伝えること。その結果、私たちの活動への理解をきっかけに、これまで不動産情報として流通していなかった空き家を実際にお借りできるケースが生まれました。
課題の核心:誰でも良いわけではなく、「誰に貸すか」を重視したいというニーズが空き家所有者にも存在します。従来の不動産情報プラットフォームはこのニーズに応えられていませんでした。
さかさま不動産のコンセプト
空き家を「物件情報」ではなく「誰が、なぜ使いたいか」からつなぐ仕組みです。
物件情報中心
どんな物件があるか不動産サイトで探す。情報を流通させ、借りたい人が選ぶ。「誰に貸すか」の情報は大家さんに届かない。
「想い」が先に来る
借りたい人の想い(「海の近くでカフェを開きたい」「静かなアトリエがほしい」など)を先に可視化。大家さんが「貸したい相手」を見つけられる。
その結果、募集を出す前から具体的な空き家・空き地相談が動き出しています。
実績数値(2025年2月3日時点)
連携地域(全25支局)
展開しているサービス
さかさま相談室(AI)
移住・創業・空き家活用などの相談を、時間や場所を問わず受け止め、次の一手につなげるAI相談窓口。ソシアノッターが開発支援に携わったAIシステムです。
- 24時間、移住・創業・空き家活用の相談を受付
- 相談内容を整理・記録し、フォローにつなげる
- 自治体ごとの制度や文脈に合わせてカスタマイズ可能
- 導入実験自治体 多数(全国展開中)
導入実験自治体
さかさマルシェ
一時的な賑わい創出を目的としたイベントではなく、地域で出店したい人と不動産所有者をつなぐための取り組みです。マルシェ体験がそのまま空き家・空き地相談へとつながる設計になっています。
- 出店希望者の募集・整理
- 不動産所有者が関われる導線づくり
- マルシェ運営から、空き家・空き地相談まで伴走
現在の実施場所
そのほかの連携のかたち
- 広報誌・固定資産税納付書と連携した情報発信
- 講演会・説明会の実施
- 連携協定の締結
- 総務省 地域力創造アドバイザー制度の活用
受賞・表彰歴
株式会社On-Co 行政との取組
| 年度 | 取組内容 |
|---|---|
| 令和2年度 | ワーケーション受け入れ体制構築のためのモデル事業委託業務(三重県)/薮野団地空き家利活用方法提案業務(愛知県瀬戸市) |
| 令和3年度 | 商店街商業機能再生モデル事業・開業可能性事業者プロモーション業務委託(名古屋市) |
| 令和4年度 | 三重テラス第3ステージ運営方針策定業務(三重県)/商店街商業機能再生モデル事業・開業可能性事業者プロモーション業務委託(名古屋市) |
| 令和5年度 | 地域まちづくりに係る人材育成業務委託(名古屋市)/商店街商業機能再生モデル事業(名古屋市)/The Meet広島オープンアクセラレーターGov-Tech-Challenge(広島県、呉市と連携) |
| 令和6年度 | 地域まちづくりに係る人材育成業務委託(名古屋市)/未来商店街チャレンジ事業運営業務委託(名古屋市)/三重ファンコミュニティの活性化による首都圏プロモーション事業業務委託(三重県) |
| 令和7年度 | 地域まちづくりに係る人材育成業務委託(名古屋市)/未来商店街チャレンジ事業運営業務委託(名古屋市)/創業機運醸成事業運営業務委託(豊田市)/あいち空き家活用広域マッチングプラットフォーム業務委託(愛知県) |